AGAとは?~AGAの原因~
薄毛が気になり始めたときによく耳にする「AGA」聞いたことはあるけれど、実際どういうものなのか知らない人も多いでしょう。
こちらではAGAとはそもそも何なのか? どうやって判断するの? などAGAに対する疑問を解説していきます。
AGAとは?
AGAとはAndrogenetic Alopeciaの略で、男性型脱毛症を指します。生え際や頭頂部を中心に髪の薄くなる疾患です。
AGAは病気ではなく、遺伝的な要因による自然な進行の一つです。進行が進むと自信を失ったり、社交的なストレスを感じるなど精神的な負担が大きくなるため、治療を検討する人も少なくありません。
年齢関係なくAGAは発症する
AGAは一般的に20代後半から発症するとされていますが、20代前半や10代のうちに発症する人もいます。
ただし若い時期の脱毛は必ずしもAGAであるとは限りません。栄養不足や生活習慣の乱れ、ストレス、遺伝的など多くの要因が関係している可能性があります。また他の脱毛症の可能性もあるため、AGAか判断するためには専門医の診察を受けることが重要です。
AGAの原因は?
AGAの原因には以下のようなものがあげられます。
- ホルモン
- 遺伝的要因
- ストレス
- 年齢
ホルモン
AGAの一番の要因は「DHT(ジヒドロテストステロン)」です。男性ホルモンの一種である「テストステロン」が5αリダクターゼという酵素の働きによりDHTに変換されます。DHTそのものは男性の性欲や筋力、骨格の発達などを促す必要なホルモンです。
ですが一方でDHTが過剰に生成されると毛乳頭細胞の成長が抑制され、結果薄毛や抜毛の状態が進行してしまいます。
遺伝的要因
AGAの進行には遺伝子が大きく関与しています。AGAを進行させる遺伝とは、DHTの生成を促進する遺伝子のことを指します。
親や親戚内でAGAの方がいる場合、自身も同様の遺伝子を持っている可能性が高くAGAになるリスクが高くなります。
ストレス
精神的な緊張や過労、不安などの負担によるストレスが過度になると、体内のホルモンバランスが崩れDHTの生成を促進させる可能性があります。そのためストレスはAGAの要因の一つと言われています。
年齢
年齢を重ねることでホルモンバランスの変化、毛母細胞の老化、頭皮の血行悪化などが発生します。その結果髪の毛が細く短くなり、抜け毛や薄毛が進行します。また毛根が衰える事で同じDHTの量でも若いころより毛根にダメージを与えやすくなり、抜け毛や薄毛が
起こりやすくなるんです。
AGAかどうかを判断するにはどうすれば?
自身がAGAかどうかを判断するには5つのポイントがあります。
- 1.家族歴
- AGAは遺伝的な要素が強いため家族にAGAの人がいる場合、自身も発症するリスクが考えられます。
- 2.抜け毛の状態
- 通常、1日に50~100本の毛が抜けるのは自然なことです。しかし、それ以上の抜け毛が見られる場合は注意が必要です。
- 3.生え際や頭頂部の薄毛
- AGAの特徴的な薄毛のパターンに、頭頂部や前頭部の薄毛があります。
- 4.M字型後退
- 額の生え際がM字型に後退していくもの、AGAの典型的なサインです。
- 5.薄毛の進行速度
- 数ヶ月でかなり薄毛が進行する場合、AGAの可能性が考えられます。
判断が難しい場合は専門のクリニックへ
脱毛症にはAGA以外にもアロペシア・アレアタ、脂漏性脱毛症、円形脱毛症、全頭部脱毛症、全身脱毛症、結晶毛髪症などがあります。それぞれ脱毛症への治療やアピールは異なります。
AGAかどうかを判断するなら、専門のクリニックでの診断が最も確実な方法です。AGA専門のクリニックでは医師が頭皮の状態、毛髪の密度、抜け毛の状態などを詳細に診断しAGAかどうかを判断してくれます。
AGAは放置するとどんどんと進行していくため、早期に発見し適切な治療を始めることが大切です。気になったら早めに専門医に相談しましょう。